政治ドラマ「旋風」/偽りを正すのはもっと大きな偽りだ

Netflix 韓国ドラマ「旋風」を観ました。名俳優ソル・ギョングさん主演です。ドラマは珍しいなと思って調べたら、30年ぶりのドラマ復帰だそうです。

私が観た、ソル・ギョングさんの映画は下記です。

 

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「旋風」はこんな話


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腐敗した政治を正すために、大統領を暗殺することを決意したパクドンホ首相と、それを阻止して権力を掌握しようとするチョン・スジン副首相兼経済財政大臣との間の壮大な衝突を描いた作品。

「旋風」感想

画像Netflixより引用

映画「旋風」では、ソル・ギョングがパク・ドンホ首相(後の大統領)を演じています。彼は、不正を行う大統領に辞任を求めますが、逆に自分が汚職の罪を着せられ、逮捕の危機に陥ります。窮地に立たされた彼は、大統領のタバコに薬物を入れて暗殺を試みますが、大統領は一命を取り留めるものの意識不明となります(この時点では暗殺の試みは発覚していません)。その後、パク・ドンホ首相は大統領代行に就任し、逮捕を免れます。彼は代行の間に不正を一掃しようとしますが、大統領を慕うチョン・スジン副首相に妨害されます。

やがて、大統領は病室で亡くなりますが、実はチョン・スジン副首相がハンカチで窒息死させたのです。その事実を副首相は秘書に話しますが、パク・ドンホ側がその会話を盗聴し、録音していました。

こうして、お互いが相手の弱みを握り合う状況になります。最終的に両者は相打ちのように、それぞれの殺人の証拠を隠滅します。

その後、大統領選挙に突入し、パク・ドンホは不利な状況から巧みな駆け引きで大統領に当選します。彼はチョン・スジンを排除しようとしますが、最終的に彼女を首相に任命します。大統領と首相という立場で再び二人は、互いの弱みを握り合いながら衝突します。

どんな理由があろうと、暗殺を実行した人物を正義と見ることは難しいと思っていましたが、最終的にはパク・ドンホが国民に称えられる形で物語は終わります。暗殺の件についても、彼は国民に自白します。

映画の中で特に心に残った台詞は「偽りを正すのは真実ではない、もっと大きな偽りだ」という言葉です。

日本では「モリカケ問題」「統一教会」「裏金問題」など不正が多くありますが、悪徳政治家を一掃するような政治家に期待したいものです。(ちなみに石丸伸二氏は嫌いです。)