韓国映画「キル・ボクスン」殺し屋の母に共感できるのか?

「キル・ボクスン」というNetflixの映画ランキングで1位の作品を観ました。予備知識は、女性の殺し屋ということだけでした。


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簡単なストーリー

暗殺業界のトップに君臨する会長が率いる組織に所属する殺し屋が、仕事では「作品」と呼ばれる完璧な暗殺をこなす一方で、家庭では15歳の娘の母親として奮闘する日々を送っているというものです。業界には、ルールがあり未成年者を殺さないなどがあるそうです。殺し屋を今後も続けるのか、心を閉ざす娘との関係を修復できるのか、というのがストーリーの中心となります。

キル・ボクスン 画像Netflixから引用

「キル・ボクスン」私の感想

すごい面白かったです。主人公の行きつけの飲み屋は全員同じ業界の人でニュースになった作品について話したり、常連客が来てない事をマスターに聞くと、先週、中国の出張で死んだと。それを聞いても、ごちそうしようと思っていたとか、死があたりまえのように慣れてしまっている様子がありますね。

会長役は名俳優のソル・ギョング(韓国の大杉連みたいな人)が演じています。彼は優しいおじさんな感じがするんですけど、めちゃくちゃ強く、1人で20人ぐらい相手にして勝ってしまいます。また、娘が母のカバンから偽パスポートと拳銃を見つけたと言ってきたのですが、自分で解釈して国家機密工作員だと思ったようで、逆に誇らしく感じているようでした。

親しかった人たちと突然、殺し合いになるのですが、躊躇いなくやってしまう様子が描かれています。ただ、私も観ている側として、向こうもやる気できたんだからやるしかないと思いました。

最後は切ない感じですが、娘を生きる希望を見出しました。母娘的にはハッピーエンドでした。続編を作れないこともないでしょう。

映画やドラマでよく思う事なんですが、主人公に共感したり、情が沸いても冷静に考えると人殺しなんで悪人なんですよね。

 

ソル・ギョング出演作品

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