ナルコス シーズン2 あらすじ(ネタバレあり)
Netflixドラマ「ナルコス」シーズン2では、シーズン1に引き続きコロンビアの麻薬王パブロ・エスコバルの逃亡生活とその終焉が描かれます。政府やアメリカのDEAの包囲網が狭まる中、エスコバルは潜伏を続け、家族や部下とともに警察・軍との壮絶な戦いを繰り広げます。
シーズン序盤では、爆弾テロや警察官襲撃などで徹底抗戦する姿が描かれます。しかし、組織は次第に崩壊し、仲間も離れていきます。
追い詰められたエスコバルは、家族と再び暮らすことを願いますが、もはや逃げ場はなく、最終的にはコロンビア警察に居場所を突き止められます。そして、屋根で銃撃を受け、射殺されるという衝撃的な結末を迎えます。これでコロンビアを震撼させた麻薬王の時代は幕を閉じました。
ナルコス シーズン2を観た感想
シーズン3まであるので「エスコバルがここまで追い詰められてもまだ続くのか?」と思っていたら、シーズン2でまさかの射殺。驚きと同時に、ドラマの大きな区切りを見届けた感覚がありました。
エスコバルの最後について
終盤は父親との時間を過ごしたり、家族への愛を見せるシーンもありましたが、やはり彼は大悪人。飛行機爆破や爆弾テロ、警察官との戦いなどで何千人もの命を奪った張本人です。最後の死は当然の報いで、同情の余地はありません。
ただし、生きたまま捕まえることも可能だったのでは、とも感じました。現場の判断で射殺されたのも納得できる部分はありますが
エスコバル自身が「アメリカの刑務所に送られるくらいなら死んだ方がマシ」と言っていたので、生かしておいても良かったのでは?
部下リモンの存在
特に印象に残ったのがリモン。前科がなく、エスコバルの運転手として採用されましたが、最後まで忠実に従いました。幼馴染の女性を巻き込みながらも命を助けたりして「いい奴か?」と思わせたのに、結局は赤ん坊の前でその幼馴染を射殺。エスコバルへの忠誠をつくし、やはりクズでした。なぜそこまで惹かれたのか、理解できませんでした。
エスコバルの組織について
他の麻薬カルテルのドラマでは、資金洗浄のために表向きのビジネスを立ち上げたりしますが、エスコバルは金をそこら中に埋めたり隠したりするだけ。頭脳派ではなく、ただの武闘派組織だったように思います。そのせいで長期的に維持できなかったのではないでしょうか。
次シーズンへの布石
エスコバルがいなくなった後も麻薬戦争は終わりません。次に登場するのが「カリの紳士」と呼ばれるカリ・カルテル。シーズン3はここに焦点が移り、新たな麻薬王の時代が始まります。まさに「王が死んでも、王国は続く」という展開で、続きが非常に楽しみです。