「宮廷女官チャングムの誓い」は2003年に放送された作品で、すでに20年が経っています。私ももちろん当時観ていました。最近、朝のテレビで再放送されているのを見て、また観たくなりました。2025年には「女医チャングム(仮)」という続編が予定されていて、イ・ヨンエが再びチャングム役を演じるとの話も聞きました。これを機に、もう一度観るしかないと思いました。
プライムビデオでは第5話まで(子役時代のエピソード)が無料で視聴できます。その後は「チャンネルK」という有料チャンネル(550円)の登録が必要ですが、14日間の無料体験があり、その期間内に解約すれば課金は発生しません。私はこの14日間で全54話を観終わりました。
「宮廷女官チャングムの誓い」はこんな話
チャングムの母は、水剌間(王の料理を作る部署)の元女官で、父は元武官でした。陰謀によって宮中を追われ、ペクチョン(白丁)という身分の低い村で身を隠して生活していました。そこでチャングムが生まれますが、両親は捕らえられ、命を落とします。
母の願いを胸に、無念を晴らすため、チャングムは宮中に入り女官となります。彼女は宮廷料理人として、そして医女として成長し、数々の困難を乗り越えていくサクセスストリー
「宮廷女官チャングムの誓い」の感想
このドラマは、私の中で歴代ドラマベスト10に入るくらい面白い作品です。他にベスト10に入れるとしたら「ER」や「24」といった作品と同じくらいの面白さです。
前半は「料理人」として、後半は「医女」としてのチャングムの物語が展開されます。
「医女」編は、同僚と学んで行くところが、ERみたいで面白いです。
チャングムは料理人として一目置かれる存在にまで成長しますが、母の親友であり師匠でもある人物と共に、陰謀に巻き込まれて謀反の罪を着せられ、済州島に流罪にされてしまいます。師匠は命を落としてしまいます。
済州島でチャングムは医女と出会い、優れた医女が宮廷に呼ばれることを知ります。宮中に戻る手段として、彼女は医療を学び始めます。
数年後、医女として宮中に戻ることができました。しかし、医女は人の体に触れる卑しい仕事とされ、身分が低く見られています。料理人の若い女官たちに呼び出されて足のマッサージをさせられるなど、こき使われることもあります。
チャングムは女官時代に出会った武官とお互いに惹かれ合いますが、女官は王の女とされているため恋愛は許されません。さらに女官は宮廷外に自由に出ることもできません。しかし、医女はその制約がなく、結婚もできると認識しています。宮中にも自宅から通う形です。医女は身分こそ低いものの、自由な立場であることに気付きました。華やかではないけれど、医女の方が良いと私は思いました。
王の主治医は男性しかなれませんが、チャングムは努力を重ね、王のお気に入りとなり、朝鮮王朝の掟を破って女性初の医官となります。その結果、身分も大幅に高くなります。
しかし、再び様々な困難が襲い、宮中を追われて逃亡生活を送ることになります。思いを寄せていた武官と一緒なのは嬉しいです。最終的には復権を果たします。
来年放送される「女医チャングム」は、この後の物語と思ってます。チャングムを演じたイ・ヨンエが再びチャングムを演じることになり、最高に楽しみです!