Netflix『イカゲーム3』感想

イカゲーム3

Netflixで配信された『イカゲーム3』、全6話を観ました。

あらすじ 前シーズンからの続き

物語はシーズン2の続きから始まります。主人公ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)は、前回「イカゲーム」の運営を内側から崩壊させようと参加者として再び潜入。しかし、フロントマン(イ・ビョンホン)の裏切りによって作戦は失敗に終わり、仲間は次々と命を落とします。

シーズン3では、ギフンが再び生き残りをかけたゲームに巻き込まれるところから物語がスタート。ですが、今回は過去2シーズンのような「昔懐かしい遊び」を使ったゲーム性はほとんどなく、ストーリーはかなりハードでシリアスな方向へ進んでいきます。

感想 もう「ゲーム」じゃない

まず率直に言うと、「これ本当にイカゲームなの?」と思うくらい、従来のルールベースの“遊び”はあまり登場せず、殺し合いのサバイバルそのものという印象が強かったです。

しかもその描写がかなりリアルで生々しい。ナイフで刺す、首を絞める、転落させるといった直接的な暴力が多くて、正直観ていてちょっと気分が悪くなる場面もありました。グロ耐性が低い方は注意が必要かもしれません。

結末は意外性なし

終わり方については、特に大きなどんでん返しもなく、なんとなく予想がつく流れでした。シーズン1のような展開を期待していた人には、少し物足りなく感じるかもしれません。

ちなみに あのハリウッド女優が登場!

前回の感想記事で、レオナルド・ディカプリオが出演するなんて噂があったんですが、それは完全にガセでした(笑)。ただ、今回のラストに「ある有名ハリウッド女優」がサプライズ登場します。名前はここでは伏せておきますが、次に作られるというアメリカ版リメイクへの伏線かもしれませんね。

まとめ グロ耐性がある人向けの後味重めな完結編

イカゲーム3、全体としては面白く観れたというのが正直な感想ですが、シリーズ初期の「ゲーム×サバイバル」的な面白さとはかなり毛色が変わっていて、観る人によっては「これは違う」と感じるかもしれません。

続編はもう作られないかもしれませんが、今後アメリカ版リメイクがどう展開されるのかには少し期待したいです。

個人的には、これ以上グロい方向に行かず、初期のようなシンプルだけど怖い遊びの心理戦”をまた観てみたいなと思いました。

 

www.vodfan.com