
ネットフリックスで、韓国ドラマ「運の悪い日」(全10話)を観ました。観たきっかけは、主役のイ・ソンミンさん。以前にドラマ「ミセン」で次長役を演じていた俳優さんで、そのときの渋い演技が印象的で、それ以来ずっと気になる存在でした。今回も、おじさん俳優らしい落ち着いた雰囲気が健在で、ついつい最後まで一気見。
「運の悪い日」ネタバレなしのあらすじ
タクシー運転手のオ・テクは、家庭の事情で妻と別居中。借金を抱えながら、いつか家族とまた一緒に暮らすことを夢見て日々働いています。ある日、豚の夢を見たオ・テクは「今日は運がいいかも」と期待を抱いていたのですが、ソウルから木浦までという高額な長距離客・クム・ヒョクスを乗せたことで、彼の運命は大きく狂っていきます。
最初はちょっとコメディかと思いきや…だんだんとサスペンス色が濃くなっていき、気づけば目が離せない展開に。クム・ヒョクスがただの客でないことに気づいた時には、すでに後戻りできない状況に…。
「運の悪い日」ネタバレありのあらすじ・感想
物語が進むにつれ、乗客のクム・ヒョクスが実は連続殺人犯だったことが明らかになります。何とか逃げようとするオ・テクですが、すでに娘を人質に取られていて、逆らえば命取り……。仕方なく逃亡を手伝うことになり、次第に彼自身も深い闇へと引きずり込まれていきます。
10話のうち中盤までは、息をのむような逃走劇がテンポよく展開され、「この先どうするの?」と思っていたら、そこからまさかの復讐劇へと物語は切り替わります。
映画「セブン」を思わせるような、重く、悲しく、衝撃的なシーンもありました。グロ描写や暴力表現が苦手な方には、ややハードかもしれません。
冒頭で豚の夢を見たオ・テク。その夢は“金運アップ”の暗示とも言われますが、皮肉にも宝くじは本当に当選していて、復讐のための資金になります。
人の良い、やさしいおじさん運転手だったオ・テクは、やがて復讐に燃える父親へと変貌していきます。犯人の家族にも同じ苦しみを味わわせようとしますが、結局、誰も殺しませんでした。とはいえ、被害者でありながらも過剰な復讐だったため、彼は刑務所に入ることになります。
それでも、出所後には息子夫婦とともに穏やかな時間を過ごす様子が描かれ、最後には少し救われたような気持ちになれました。