Netflixで配信中の韓国映画「甘酸っぱい(Sweet & Sour)」。
何気なく観始めたら、最後の展開にびっくりしてしまいました。タイトルの通り「甘酸っぱい」だけじゃない、ちょっと切なくて、不思議な余韻が残る作品です。
この記事は、まだ観ていない人に向けてネタバレを避けつつ、魅力を紹介していきます。
基本情報
- 公開年:2021年
- 配信:Netflix
- 上映時間:1時間42分
あらすじ(ネタバレなし)
入院中のぽっちゃり体型の青年チャンヒョクは、担当看護師のダウンに恋をします。
退院後、告白して2人は恋人に。
彼女にプレゼントされたスニーカーで走り始めたチャンヒョクは、まるで別人のようにスリムなイケメンに変身。
仕事でもチャンスをつかみ、地方への出張が決まり、遠距離恋愛が始まります。
ところが、仕事先では女性の同僚ボヨンと長く一緒に過ごすことに。
ダウンとの関係は次第にすれ違い、仕事に疲れ、心もすり減っていく2人。疑いや不安が積み重なり、ついには衝突してしまいます。
果たして、2人の恋の結末は――?
ラスト5分、あなたの想像を裏切る展開が待っています。
原作について(観る前に検索注意)
実はこの映画、ある日本の小説が原作となった映画のリメイク作品です。
私は途中で出演者が気になって検索したところ、原作と映画のことを知ってしまい、ちょっと失敗しました…。
すでに原作や元映画を知っている方なら、「ああ、あれか」とピンとくるかもしれません。
でも、知らずに観るのが断然おすすめです。
知ってしまうと仕掛けの面白さが薄れてしまうので、予備知識なしで観てほしいですね。
感想 恋愛って、やっぱり甘くて酸っぱい
原作を知った上で観ましたが、設定や演出は大きく違っていたので、十分楽しめました。
何より、ストーリーに仕掛けられたトリックに気づかないまま最後まで観られるのが、この映画の醍醐味。
でも、トリック抜きにしても、普通に恋愛映画として楽しめます。
仕事に追われてすれ違っていくカップル。
いつも一緒にいる同僚と、ふと心が近づいてしまう瞬間。
そんな、誰もが一度は経験したことがあるような、リアルな関係の揺れが描かれています。
ダウン役の女優チェ・スビンさん、どこかTWICEのナヨンさんに似ていて、個人的にすごく好みのタイプでした(笑)
まとめ ラストまで見逃せない、ちょっと切ない恋の物語
恋愛のあるあるに共感しながら観ていたら、まさかのどんでん返し。
ラストに待っていたのは、予想外の「酸っぱさ」でした。
それでも、観終わったあとはちょっと温かくて、切なくて、じんわりと残るものがある。
そんな作品でした。
まだ観ていない方は、ぜひ情報を入れずに、まっさらな気持ちで観てみてください。
タイトルの意味を、観終わったあとにきっと実感するはずです。