映画「侍タイムスリッパー」をAmazonプライムビデオで観てみました。劇場公開されてから、もう配信されてるんですね。
タイトルだけ見ると、侍が現代にタイムスリップするっていう、シンプルな設定だってことは想像できますよね。
侍タイムスリッパー感想
物語は、タイムスリップしてきた侍が、現代の時代劇の撮影所に現れます。状況がまったく飲み込めない侍が、撮影中のセットに紛れ込んじゃうシーンは、コントみたいで笑っちゃいました。
本物の刀を持ってるはずだから、「え、人斬っちゃうの!?」って、ちょっとドキドキしたんですけど、その後の展開でちゃんと辻褄が合っててホッとしました。
侍が頭をぶつけて病院に運ばれるっていう流れ。これが記憶喪失っていう誤解を生んで、物語の展開に欠かせない要素になるんです。ありえない設定なのに、その後の展開に無理がなくて、「よくできてるなぁ」と感心しちゃいました。
思わず、「身分証とかどうすんの?」みたいな現実的な疑問も頭をよぎったんですけど、それと同時に、現代で記憶喪失の人ってどうなるんだろうとか、ちょっと真面目なことも考えちゃったりして。
物語の真ん中あたりで、とある人物と再会するシーンがあって、「なるほどね!」って納得しちゃったんですよね。前に見た海外のタイムトラベルドラマを思い出したような、うまいこと仕込まれてるんだよね。
そして、最後の最後には、ドキッとするようなサプライズがあって、最後まで目が離せない、脚本の完成度の高さに脱帽でした。
みんな良い人!な登場人物たち
この映画のいいところは、出てくる人に嫌な人が全然いないこと。よくある話だと、いじわるな人とかライバルが出てくるんだけど、「侍タイムスリッパー」に出てくる人は、みんな優しいんだよね。そこがすごく新鮮で、見終わった後、なんだかホッコリした気持ちになりました。
低予算なのにすごい!脚本と役者さんの演技
制作費は約2600万円です。この金額は、監督の安田淳一が自身の貯金1500万円と愛車のNSXを売却して得た500万円、そして文化庁からの助成金600万円を合わせて捻出したものです。自主制作映画としては異例の本格的な時代劇
低予算で作られたらしいんですけど、全然そんな感じがしなくて。脚本がしっかりしてて、役者さんたちの演技もすごくよかったんです。特に、タイムスリップしてきた侍役の俳優さんの、時代劇らしい雰囲気と現代社会への戸惑いを面白おかしく、でも繊細に演じてるのが印象的だったなぁ。
小ネタ、意外な発見
個人的に面白かったのは、「侍タイムスリッパー」で風見恭一郎っていう役を演じてる冨家さんが、なんとの好きなヤクザドラマ「日本統一」の風見五郎役の人だったってこと!まさかの風見つながり!
まとめ
全体的に見て、『侍タイムスリッパー』は、タイムスリップっていう定番のテーマなのに、設定が斬新で、笑えるシーンもたくさんあって、最後まで飽きずに楽しめる、いい映画だったなぁと思いました。Amazonプライムビデオで気軽に観られるから、ぜひ見てほしい!