「西部戦線異状なし」って聞いた事ありますよね。1930年のアメリカ映画で。第3回アカデミー賞最優秀作品賞、および最優秀監督賞を受賞した作品です。
原作はドイツ出身の方の小説です。それをドイツ本国で映画化したのが、Netflix「西部戦線異状なし」(2022年)です。
西部戦線とはどんな戦争だったか?
第一次世界大戦中です。1914年~1918年 ドイツVSイギリス・フランスなどの連合軍との戦いです。前線は膠着し僅か数百メートルの陣地を得るために300万人の兵士が死亡。第一次世界大戦では1700万人が命を落とした。
冒頭は激しい戦闘シーンと兵士の死体の山から始まります。死体から軍服や靴を回収します。それを工場に運び、洗濯をします。女性たちがミシンで軍服の穴など修復します。志願した兵士になった学生たちは、軍服を受け取り喜びますが、血の染み込んだ再利用された軍服とは思っていません。
学生たちは、洗脳教育されたのか、戦争に行くことを喜び、満面の笑顔です。
修学旅行でも行くかのように、ワクワク気分で楽しそうです。
そして前線に行き、現実を知るのです、地獄ですよ、、、
そして数年が過ぎ、休戦が決まります。あと15分で戦争が終わるのに戦いに行かなければならなくなります。そして指定された時刻ピッタリに休戦します、、
先ほどまで殺しあっていたのに時間になったら戦いません。
兵士同士は、敵味方戦いたくないですよ、全部、権力を持った人たちのせいですね。
戦争は無意味です。
戦争映画を観ていつも思うのは、生死を共にした仲間は家族以上の思いになるんだろうなと考えてしまいます。
映像ですが、プライベートライアンと匹敵する再現性でリアルです。
BGMで詳しくはわかりませんが、管楽器のチューバーなのか、低い音が不気味で印象的でした。