映画「ロ・ギワン」感想

2024年韓国映画 「ロ・ギワン」を観ました。

タイトルだけだと、まったく内容が想像できませんね。

スターウォーズシリーズで「ローグワン」とか「オビワン・ケノービ」とかあるので、そんな感じだと思ってしまいますね。

「ロ・ギワン」は北朝鮮出身の主人公の名前です。

映画の舞台は、ほぼベルギーです。それに加えて日本語吹き替えでみると、韓国映画というイメージがないですね。

「ロ・ギワン」はこんな話

画像wikipediaより引用

ロ・ギワンは、脱北して中国に母と暮らしていましたが、中国でも公安に追われることになり、ベルギーに行きます。難民申請をしましたが、決定されるまで時間がかかります。ホームレス生活をしていました。ベルギー国籍の韓国女性のイ・マリに母の形見とも呼べる財布とお金を盗まれることで2人は出会います。

彼女の紹介で、中国人の朝鮮族と偽り食肉工場で働くことができました。

ロ・ギワンの難民申請は、北朝鮮出身と証明することが難しく問題があります。その間にイ・マリとの関係は深まりますが、イ・マリは裏社会との関係が切れずにトラブルに巻き込まれます。ロ・ギワンはベルギー国籍を取得できるのか、イ・マリとの愛の行方は、...

「ロ・ギワン」の感想


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2時間13分の映画で、飽きずに観ることができ、内容も濃く面白かったです。

ロ・ギワン役のソン・ジュンギさんは、童顔でスッキリした顔立ちで、イケメン役が多いイメージがありますが、今回は髪をおろして小汚くホームレスの役を演じました。それでもイケメンなんですが、ちょっと違うイメージでした。現在38歳で、良い歳の取り方をしているなと思いました。

また、イ・マリという役名がありますが、韓国人でも「マリ」という名前を付けることがあるんだなと思いました。

序盤のホームレス生活の描写から、難民問題の過酷さを感じました。食肉工場で出会った人の良いおばさんが印象的で、工場の肉を盗む場面もありました。女性は胸に肉を隠せば見つからないというエピソードが面白かったです。また、主人公が北朝鮮出身であることで口癖のように同志と呼ぶ場面なども印象的でした。

主人公の2人が恋に落ちる過程が、短い時間でよく描かれているなと思いました。