戦争ドラマ「マスターズ・オブ・ザ・エアー」スティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが製作総指揮

スティーブン・スピルバーグトム・ハンクスが製作総指揮を務める戦争ドラマシリーズの最新作、「マスターズ・オブ・ザ・エアー」を視聴しました。本作は、ヨーロッパ戦線におけるアメリカ陸軍航空軍の爆撃機乗組員の物語です。

Apple TV+でしか観れません。私はiPhoneなのでAppleOneが1ヵ月無料なのでそれで観ました。Apple TV+は、無料トライアルが7日間あります。

 


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「バンド・オブ・ブラザース」はヨーロッパ戦線で戦う空挺師団、「ザ・パシフィック」は太平洋戦線の海兵隊を描いた作品ですが、今回の「マスターズ・オブ・ザ・エアー」は、ヨーロッパ戦線、空軍の爆撃部隊に焦点を当てています。

爆撃機パイロットを描いた作品といえば、映画「メンフィス・ベル」が有名ですが、アメリカ陸軍航空軍第8空軍所属の爆撃機乗組員の物語で、そのドラマ版のような感覚ですね。

他の2作品とは違い、空軍の視点から戦争を描いている点が新鮮でした。地上戦とは異なる、空からの視点、そして爆撃機という閉鎖的な空間での人間ドラマが興味深かったです。特に、機長、副操縦士、爆撃手など、様々な役割を持つ乗組員たちがチームとして協力し、任務を遂行していきます。

空戦は非常に危険ですが、イギリスの基地に戻れば、そこには豪華な食事やパーティが待っていました。太平洋戦線の兵士たちが劣悪な環境で戦っていたことを考えると、その対比が印象的です。また、空軍兵は階級が高い人が多く、エリート集団という印象を受けました。

パラシュートで脱出できれば生存率は高まるものの、敵の陣地に降りるので、捕虜になった人もいるし、現地のレジスタンスの協力で敵地を脱出する人もいました。

アメリカ空軍は、民間人の被害を最小限に抑えるため、昼間の精密爆撃を心がけていましたが、その危険性は高いものでした。一方、イギリス空軍は夜間爆撃を行い、ピンポイントの攻撃が難しいため、民間人の犠牲もでます。

アメリカがヨーロッパでの爆撃では民間人を配慮していたのに対し、日本の東京大空襲がなぜ無差別爆撃だったのだろうと疑問に思いました。

主演のオースティン・バトラーはイケメンですね。映画「エルヴィス」でもその実力を見せつけましたが、本作でも存在感のある演技を見せていました。今後も彼の活躍が楽しみです。