日本公開2018年 イギリス・アメリカ映画
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
原題「Darkest Hour」(最も暗い時)
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」こんな映画
1940年、第二次世界大戦下のイギリス。ナチス・ドイツの侵攻が迫る中、チャーチルは首相に就任します。彼はダンケルクからのイギリス兵救出作戦を模索しながら、ドイツの脅威にどう立ち向かうべきか悩みます。徹底抗戦するか、イタリアの仲介でドイツとの和平交渉を行うか、難しい決断を迫られるのです。
「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」感想
「ダンケルク」を鑑賞したばかりだったので、本作の物語がより深く理解でき、興味深く鑑賞しました。
特に印象に残ったのは、チャーチルが地下鉄に乗り込み、国民の声に耳を傾けるシーンです。もし、地上にドイツ軍が迫ったらどうするか、と国民に尋ねると、皆は戦うと答えたのです。そして、チャーチルのセリフです。「地上のあらゆる人間に遅かれ早かれ死は訪れるならば、強敵に立ち向かう以上に尊い死があるだろうか」これは、古代ローマ時代の詩人、ホラティウスの言葉だそうです。この言葉に、私も胸が熱くなりました。
議会で和平を拒否し、徹底抗戦の決意を表明したチャーチルの演説に、議員たちは熱狂的に賛同しました。もしこの決意がなければ、世界史は大きく変わっていたかもしれません。
日本も最後まで戦う決断をしましたが、これはちょっと違うかなと思いました。イギリスの場合、相手が独裁者で悪魔のようなヒトラ―だったから戦うことを選んだのは正解だったと思います。 日本はもっとはやく戦いを終わらせるべきだったと思いました。
最近、ヨーロッパ戦線の映画を良く観ていますが、ますます歴史に対する興味が深まっています。
名優ゲイリーオールドマンがチャーチルを演じていますが、特殊メイクでふっくらとした見た目が本物とそっくりでしたね。目のあたりを見るとゲイリーオールドマンだとわかりますね。