日本ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い- 」/実在する事件に着想を得たフィクション

「エルピス-希望、あるいは災い- 」を観た理由

以前の記事でも紹介した「罠の戦争」

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この前に放送されていたのが、「エルピス」です。同じカンテレが制作です。Twitterなどで、このドラマの噂を少し知っていたのですが、罠の戦争のように政治に闇に切り込んでいく内容があるようで興味がでました。Netflixで配信されています。

「エルピス-希望、あるいは災い- 」はこんな話

序盤のあらすじです。

テレビ局が舞台になります。長澤まさみが、浅川という女性アナウンサー役です。報道のエースだったのですが、スキャンダルをきっかけに夜の情報バラエティー「フライデーボンボン」に移動になりました。

フライデーボンボンの若手ディレクター岸本は、番組出演者のボンボンガールを口説こうとした。その証拠を持っているヘアメイクのチェリーさんに、脅される。

それをバラされたくなかったら、12年前に発生した10代の女性を狙った「八頭尾山連続殺人事件」の松本死刑囚は冤罪だという証拠を調査するという内容だった。

松本死刑囚が逮捕されたときに一緒に自宅にいた高校生はチェリーさんだったのだ。(親に虐待されていた家出少女のチェリーさんを松本死刑囚は、保護してくれていたのだ。少女を家に連れ込んでいたのも逮捕の要因だったかも知れない)

浅川と岸本は冤罪疑惑を調査し、フライデーボンボンでゲリラ的に放送することになる。

「エルピス-希望、あるいは災い- 」ここが面白い

実際の事件から着想を得たフィクションだそうです。昔はDNA鑑定できなかったけれども、今の技術ならできるなど聞いたことありますね。

政治家の闇が描かれているのも面白い。「派閥議員のレイプ事件もみ消し」などもでてくるのですが、これも安倍政権時に実際にありましたね。DNA鑑定の結果もでて逮捕状も発行され空港で逮捕直前に上層部からストップがかかたのです。

ドラマは最終的には冤罪を晴らすのですが、政治家の悪を裁くところまでは描かれずに少しモヤモヤする終わりかたでした。

そして次の作品「罠の戦争」は「エルピス」とは関係のない別ドラマなのですが、政治家の闇を暴くということで、続編みたいな感じがして今、視聴率がよいのだと思います。

日本ドラマは、こういう社会派エンターテインメントな作品をもっと作ってほしいですね。