前回2話目までの感想を書きました。
その後、回を増すごとに面白くなり全16話を観終わりました。郊外実家暮らしの3人兄妹を中心とした日常の苦悩や葛藤を描いたドラマ。タイトル通り、それぞれの「解放」に向かって心境や人間関係が変化していきます。
ここが良い
- 「愛の不時着」みたいにドラマチックな設定ではないけれど、自宅から会社そして帰宅みたいな日常の中での話に共感した。
- 名セリフが多い、考えさせられ言葉が多く会話が面白いなと思った。
- 謎の男「ク」さんの正体が少しづつ明らかになり、無口で無表情だった「ク」さんの変化が面白い。
- 親子、兄弟、友人、同僚などの関係が面白い、幼馴染たちと毎日お酒やご飯を食べるのが楽しそうだった。
- 音楽が良い、歌詞はわからないが雰囲気が良い歌
- 笑ってしまうシーンも多い、お姉さんが告白してふられたら、バイクでぶつかり記憶を無くしてほしいと言うのを弟が実行してしまう(笑)、普段大人しいお父さんが、高級車に煽られて勝負を挑むとことか(笑)
- 長女と長男が最初は嫌な性格だなと思っていたが、回を増すごとに魅力的になり好きになっていた。、40歳近い3兄弟が実家を出てソウルで共同生活するってなんだかんだ仲がいいな
- ラブシーンといえる場面はほとんどない、深い関係になってるはずなのに、プラトニックな感じ、安っぽくない恋愛ドラマ
- 最後は、希望が持てる終わり方で気持ちいい
- 観終わった満足感はジャンルはちがうけど私が好きな映画「猟奇的な彼女」「イレマーレ(韓国版」的な感覚だった。
解放クラブとは
ミジョンの会社では、社内の交流を深める為に、同好会に所属しなければなりません。未加入の3人は、幸福支援センターというところに呼び出されます。それが嫌になったので「解放クラブ」という同好会を作ることにしました。ちゃんと活動してるかの証拠に日誌をつける事になりました。それが「私の解放日誌」
活動の日は、それぞれの解放日誌を読み上げて聴きます。3つ規則があります。
それぞれの「私の解放」を目指す集まり
- 幸せなふりをしない
- 不幸なふりをしない
- 正直に向き合う
※ 助言も慰労もしない
セラピーみたいな感じですかね。助言もしないわけですが、心のうちに秘めておくよりは、人に話すと解放されるかもしれませんね。
最初は3人だけだったのですが、1人増えて4人に、その後ミジョンの退社などもありクラブは解散したようですが、しばらくして4人で再会して話をする場面があります。
解放クラブとはなんだったのか?何か得たのか?と話し合います。結論は
・苦しさを生む原因がわかった
・自分の問題点に気づくこと
でした。
意味がわかると面白い場面「カフェの注文でアア」
前の記事でも書きましたが、会社で割り振られた4人の社員でお昼を一緒に食べなければいけないシーン。年配の社員が、食後にカフェでおごるみたいで、1人だけ若い女性社員がいて、何飲む?「アアで」他の3人が少し唖然とします。なんとなく若者言葉なのかと思いましたが、調べたらアイスアメリカーノの事でも元々は若者言葉だが、今は老若男女使うとのこと。日本でも若者言葉がいつのまにか、みんなが使うようになったりしますね。