「愛の不時着」ふたたび、と書きましたが続編ではありません。私が2回目を観たということです。感想記事も2回目です。
先日を「宮廷女官チャングム」を観て、面白い作品は何度見ても面白いと思い観る事にしました。新たな発見もあったり、かなり忘れていて面白かった。
「愛の不時着」はこんな話
財閥令嬢のユン・セリは、パラグライダー事故により北朝鮮に不時着する。北朝鮮軍のリ・ジョンヒョク中隊長は、不時着したセリを偶然発見し、部下たちと共に彼女の韓国への帰国を支援する。危険な状況下で、セリとジョンヒョクは互いに惹かれ合い、部下や村の人々との触れ合いを通して、かけがえのない絆を深めていく。しかし、切ない別れを告げ、セリは韓国へ帰国する。
韓国に戻ったセリは、謎の勢力から命を狙われる。その危機を知ったジョンヒョクは、彼女を守るため単身韓国へと向かう。しかし、北朝鮮高官であるジョンヒョクの父は、息子を連れ戻すため、5人の部下を韓国に派遣する。果たして、ジョンヒョクはセリを守ることはできるか、そして部下たちと再び北朝鮮へ戻ることはできるのか?二人の愛の行方は?
「愛の不時着」感想(ネタバレ注意)
主役のヒョンビンとソン・イェジンは、2022年に結婚しました。「愛の不時着」の撮影前から、二人には熱愛の噂があったようですね。
共演して結婚したカップルとしては、三浦友和と山口百恵、神田正輝と松田聖子などが思い浮かびますね。(古い!)
北朝鮮の生活が描かれているのですが、意外と楽しそうに見えます。朝はコミカルな動きで体操したり、かまどでご飯を炊いたり、まるで昭和初期のような感じです。主婦たちは集まって洗濯をしたり、キムチを漬けながらおしゃべりを楽しんだりしています。
脱北者がドラマを観て、6割~7割は現実の生活を再現できていると評価したそうです。
言葉の違いも面白いですね。「夫」のことを「世帯主」と言ったり、「躁うつ病」を「喜び悲しみ病」と呼んだりするそうです。文化の違いが興味深いですね。
主婦たちの楽しみとして「タラビー」がありました。干しタラをつまみにビールを飲むことです。私もやってみたくなりました。
リ・ジョンヒョクが韓国を去るときに、ユン・セリのスマホに1年分の予約メールを送りました。北朝鮮とは絶対に連絡が取れないためです。毎日メールが届きます。
「日々の生活に散りばめられている小さな幸せを忘れないで」という言葉が心に響きました。
メールには、「今日は芒種(ぼうしゅ)だから、種まきに適した日だ」とありました。ユン・セリは「芒種?」と戸惑い、私も調べてみると二十四節気の一つでした。立春や夏至のようなものですね。冬至にゆず風呂に入るなど、季節を感じることに幸せを見つけられたら素敵だなと思いました。
そして、ユン・セリには鉢と種が届きます。「1日10個のきれいな言葉をかけて育てて」。これは、北朝鮮でセリがジョンヒョクにトマトの苗を贈ったときと同じ言葉でした。
そして、セリの誕生日に最後のメールが届きます。1年分しか予約ができないためです。
「花は咲いたか?」それはエーデルワイスでした。「その花が咲く国で会おう」と書かれていましたが、いつとは約束していません。お互いに連絡が取れないですからね。「お互い努力すれば、運命が僕たちを導いてくれるはずだ。」という言葉に感動しました。
実は、二人は不時着して出会う前から、スイスで偶然出会っていたのです。まさに運命ですね。そして、エーデルワイスの花言葉は「大切な思い出」です。
私の家に、シソを育てるのに失敗した鉢があるので、エーデルワイスの種を蒔きたいと思いました。(←すぐに影響されるタイプです。)
なんだかんだありましたが、毎年2週間だけ二人はスイスで過ごせるようになりました。38度線の軍事境界線が、まるで天の川の織姫と彦星のように感じられますね。
脱北は可能だと思いますが、両親がいるためにそれができないのでしょう。両親が他界したら、二人はずっと一緒にいられるかもしれませんね。
あー、面白かった。あとスイスに行きたくなりました。